第396章

ククは新しい幼稚園に転園した。病み上がりでの再登園ということもあり、実質的には今日が初日のようなものだ。

前田南は当然、迎えに行くつもりだった。

だが、そこで望月琛と鉢合わせになり、彼もまた同じことを考えていたのだと知る。

言葉を交わす間もなく、先生に手を引かれたククが姿を見せた。二人を見つけるなり、ククは目を輝かせて駆け寄ってくる。

「パパ、ママ!」

二人はしっかりと娘を受け止めた。

前田南はククの乱れた髪を優しく整え、慈愛に満ちた笑みで問いかける。

「新しい幼稚園の先生やお友達は、どうだった?」

ククは小さな顔を上げ、誇らしげに胸を張った。

「お友達、いっぱいでーきた!...

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